体験して
お灸は父がいつもしていたので、やってもらったこともありましたがお灸がなぜ不眠に効果があるかというのは教えていただいてはじめて知りました。
お灸Beauty vol.10
不眠とは単に睡眠不足というだけでなく
代謝力の低下や肌トラブルの原因にも。
不眠とは単に睡眠不足というだけでなく代謝力の低下や肌トラブルの原因にも。
せんねん灸 お灸ルーム
鍼灸師
お灸はカラダ本来のめぐりを取り戻すための治療法です。そのお灸を女性の美しさの追求に生かす、それが『せんねん灸お灸ビューティ』です。治療後、患者さまの素敵な笑顔を拝見すると私も思わずニンマリ嬉しくなります。
目次
question 1
ヒトのカラダは朝日とともに起きて昼間は活動して体力を消耗しても、日が沈むと自然に眠くなり、夜ぐっすり寝ることで体力が回復し朝を迎えると「さあ」と活動を始めるというサイクルになっています。
しかし、今、昼間体力的な疲れはあまりなくても、ストレスなど精神的な疲れが多く、又夜遅くまで起きていたり、スマホやパソコンのブルーライトなどの影響で寝つけなかったりで、多くの人が不眠を訴えています。
最近では、このようにつねに不眠を訴え睡眠不足がつづいて疲労がたまっていくことを睡眠負債と呼ぶようになっています。
睡眠負債は単に寝不足を招くだけでなく、代謝力がダウンし、免疫力の低下も招くことも。
だから眠りの質をあげて良質の眠りで睡眠負債を返しておくことが大切なのです。
question 2
そうです。
疲れをとるためにはたっぷり眠ることとよくいわれますが、疲労回復のためには睡眠の質が大切です。
むしろ睡眠は時間ではなく質であるといってもいいほど。
質の良い睡眠とは、脳とカラダが休息することで、脳の中の記憶を整理しホルモンバランスをととのえ、免疫力をアップします。
さらに質のよい睡眠はカラダの疲労回復だけでなく副交感神経が優位になる眠りがつづくことで「血」のめぐりもよくなり、胃腸の調子も改善され、美容にも欠かせないのです。
question 3
睡眠時間というのは季節によっても変わります。又、加齢とともに短くもなってきます。
お肌のゴールデンタイムも現代の生活で22時にベッドに入ることはなかなかできません。
しかし、最近の研究でわかってきたことは時間ではなく眠りはじめ入眠時がいかに深い眠りになるかが大切ということなのです。
お肌のゴールデンタイムといわれているのはその時間に「成長ホルモンが分泌される」ことから生まれてきたコトバなのですが、成長ホルモンが分泌されるのは時間ではなく入眠から約90分の間のノンレム睡眠の間に最も多く分泌されます。
この成長ホルモンによってお肌の新陣代謝が活発になり、保湿力がUP、ハリのあるお肌をつくります。
から大切なのは何時に寝るかでななく入眠時にいかに深く眠るかということなのです。
question 4
女性は月経があるため多くの血液を必要とします。夜の睡眠が十分でないと東洋医学的な肝臓による血液再生機能が低下して血液中の栄養不足が生じます。又睡眠不足がつづくと血液中のホルモンバランスがくずれやすくなるのもそのせいです。
また、目の「見る」機能も多くの血液を必要とします。パソコンやスマホが生活習慣として使われるようになり、目が消費する血液は増える一方です。
東洋医学では目の「見る」機能に使われる血液と女性の月経に使われる血液とは同じとされています。
だから目を使えば使うほど女性の生理のための血液は不足します。
今、多くの女性が月経のまつわる症状の悩みを訴えているのも10代の頃から夜ふかしをしたり、光り輝く画面を見つづけることもその一因なのです。
だから女性にとって睡眠はとても大切なのです。
question 5
などが原因としてあげられます。
私たちの生活はカラダを動かすより、脳を働かせることが圧倒的に多くなっています。
オフィスではつねにパソコンの画面を目で追い、マウスを動かしキーボードを指先で打ちつづけます。
仕事以外でもつねにスマホの画面を見つづけ、たえず脳を働かせ目と手を動かしている毎日です。
このカラダを動かさず脳をたえず働かせていると気持ちは東洋医学でいう「気が上がっている」状態になります。
「気が上がっている」「気が高ぶっている」状態では眠ることはできません。
この状態がつづくと寝つくまでに時間のかかる「入眠困難」になるのです。
感情が高ぶる、イライラするなどの情緒不安をしずめます。
「寝つきが悪い」「眠った気がしない」タイプにもおすすめ。
おすすめのお灸
一年を通して食べたいものを食べたいだけ食べたい時に気分で食べることができる生活環境の中で
「だらだら食べる」「夜遅くても食べる」ことがつづくとつねに胃腸の中に食べものが滞留しています。
寝ていても消化機能が働いているため、
いったん眠りについても途中で目が覚めてしまう「途中覚醒」「昼間眠くなる」ようになります。
消化不良による胃もたれなどが原因で睡眠のリズムが乱れ、
途中で目が覚めるタイプにおすすめ。
おすすめのお灸
昼と夜の腸本来の働きを高めます。
昼間に眠くなるタイプにおすすめのツボ
おすすめのお灸
今、私たちの暮らしは太陽と共に起き、太陽が沈むと眠るというかつての生活と違って
昼も夜も自分で決めることができる時代です。
しかし、内臓の生体リズムは24時間いつでも同じように働くのではなく、
昼と夜それぞれの時間帯によって働きかたが異なります。
だから昼は寝て夜起きている生活をつづけると生活リズムが乱れて内臓の働きが低下してきます。
東洋医学では夜になり睡眠に入ると昼間全身をめぐっていた血液はいったん肝臓にたくわえられ
朝になると栄養をたっぷり含んで再び全身をめぐるとしています。
だから昼と夜の逆転の生活は血液循環のリズムが乱れることになるのです。
睡眠の生理的なリズムをととのえるツボ。
心臓と全身の血液循環のリズムをととのえます。
おすすめのお灸
かかとが固くなると血液を押し出す心臓に負荷がかかり睡眠のリズムが乱れます。
おすすめのお灸
お灸は父がいつもしていたので、やってもらったこともありましたがお灸がなぜ不眠に効果があるかというのは教えていただいてはじめて知りました。
治療がはじまってすぐ、いつも冷えきっている足先がポカポカしてきてビックリしました。
教えていただいたツボへのお灸とベッドの中まで持ち込んでいたスマホもなるべくやめて、ぐっすり熟睡の日々がつづいています。
朝もパッと起きることができてオドロキです。
今、多くの人の悩みである不眠というのは生活習慣にその原因があることがとても多いのです。
一日中、スマホやパソコンの画面を見つづけ、いつも気持ちが高ぶっていたり、食べたい時にいつでも食べることで低下している胃腸の働き、夜ふかしなどからくる不眠の改善にお灸を役立てるとともに、ベッドにスマホは持ち込まない、眠る前に入浴をするとか、あたたかい白湯を飲むなどしてカラダを芯からあたため副交感神経の働きを高める生活を心がけることも大切です。